2008年01月15日

エゲツナイ魔法

AMIGAの父、偉大なる設計者ジェイ・マイナー氏の名誉
のために、先の投稿を補足しておかねばなるまい。

なぜそうなるのか良く分からない、というのはもちろん私の
知識不足ゆえのことである。AMIGAの設計がいいかげんである
とか、操作が難解であるとかいうことではない。むしろ全く
その逆である。

「なぜこんなことが出来てしまうの?」と目が点になって
しまうことは、AMIGAユーザーにとって日常茶飯事であった。
CGアニメーション、MODミュージック、あるいはメガデモと、
たかがフロッピーディスク1枚で起動できてしまうマシン
で、なぜここまで出来てしまうのか。卓越した設計である
からこそのある意味での「不可解さ」こそがAMIGAの魅力
であった。
それに加え、コモドール社のマーケティング戦略がまるで
ダメで、実質ソフトもハードもサードパーティがやりたい
放題(もちろんアリガタイという意味で)であったため、
眩暈がするようなキワモノ製品が続々と登場してくるという
周辺事情が、一層AMIGAの怪しさを際立たせていた。

「そんなバカな。」

定期購読していた欧米のAMIGA雑誌で怪しい広告や製品レビュー
を発見しては、読み間違いではないかと辞書を片手に何度も
読み直したあの感覚。実際には世に出なかったものもあるが、
半信半疑のものが本当に売り出されてしまったときの不気味
さは尋常ではない。
見世物小屋に「さすがにそれはないだろう(笑)」と冷やかし
で入ってみたら、「本物」を見せられてしまった・・・
そんな感覚である。

AMIGAをMACにしてしまういかがわしいボードやら、
16色のパレットでフルカラー出力ができてしまう謎の箱やら、
種類の違うCPUを2種類搭載して共存させてしまう無理矢理
なアクセラレータカードやら・・・

こうなったらもうAMIGAにPCIスロットを増設できてしまったり
して・・・

それも実現してしまったわけで。そこまでやるか?そうか、
やってしまったのか!!


かくして、1989年製の、当初はHDDもCD-ROMも搭載していな
かったパーソナルコンピュータを使って、2008年の今、
ネットサーフィンも、3DCGアニメーション製作も、ハード
ディスクレコーディングも一応普通にできてしまうという、
この現実。

怪しすぎるにも程がある。


つづく

posted by zi-phonium at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | AMIGA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/443829738

この記事へのトラックバック