2008年01月27日

だいごかい[ヘンカン]〜大語界[カクテイ]

AMIGAをメインに使っていた(というよりAMIGAしか持って
いなかった)頃の記憶を呼び覚ましているうちに、全く
無意識に、シフトキーを押しながら漢字を入力しようと
してしまった。おっと、違う違う。

これはAMIGA用日本語入力システム「大語界」の操作である。

AMIGA OSに日本語版はないが、それは日本語が使えないと
いうことではない。AMIGAの日本語環境を開発し、ユーザー
に提供して下さったプログラマーの方々のおかげで、私は
AMIGAで日本語テキストを書き、日本語BBSへアクセスし、
チャットも、日本語WEBサイトを閲覧することも難なくこなす
ことが出来た。
自分のWEBサイトももちろんAMIGAで作っていた。

「このサイトはibrowse(※AMIGA用ブラウザソフト)で表示
確認をしています。」


という一文にある意味誇りを感じていたよなぁ。。。

「大語界」は、株式会社エムエスエイが販売した純国産AMIGA
用ソフトウェアだ。コモドールの正規代理店ミックジャパン
が本体に同梱して販売していた日本語システム「ANS」という
のもあったが、国産AMIGAソフトで単体パッケージとして店頭
に並んだのは多分これが唯一なのではないか。(ゲーム周辺
のことは分からないけれど)

その後フリーウェアとなり、ネットで無料公開されていたが
現在その公式ページはなくなっている。事情は分からない。
ただ、Internet Archiveからたどり着くことは出来た。
Internet Archiveでhttp://daigokai.msa.co.jp/を検索すれば
公式ページを見つけることができ、本体とフォントのディスク
イメージがダウンロードできる。
(直リンは避けておきます。この件、もし問題があれば削除
しますのでご連絡下さい。)

ちなみにエディタにはNgのクローンで、当時ニフティ
サーブなどで公開されていたKg(KANgee)というのを使用して
いた。現在ネット上では見つけられなかったが、今なら
olfaさんが開発しておられるJKFFシリーズでAMIGAの日本語
環境を構築することができる。olfaさんのホームページは
こちら↓
http://www.phoenix-c.or.jp/~olfa/index.html


最後に、大語界の話題といえばもちろんこのことに触れて
おかねばなるまい。

奇曲「だいごかいのうた」

である。

http://cgi.sainet.or.jp/~rokuyon/library/download.html

↑からダウンロードできるこの珍奇なMODミュージックが、
大語界をインストール中に延々と鳴り続けるのである。
再生を止めたところでもう遅い。既に脳内はこのメロディが
無限ループだ。巧妙な洗脳兵器である。

作者のろくよん氏は、かつてニフティのMIDIツールフォーラム
のシスオペをされていた方で、その中のAMIGA部屋で私も大変
お世話になった。オフ会でお会いしたこともあるが、リアル
でも曲の通りとても・・・愉快な方でした(笑)
また牛りたいdeath!!

つづく

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2008年01月23日

回収船

フロッピーディスク読めるの読めないのって、いったい
いつの時代のハナシだよ。

はい、我がサイボーグA1200の体内時計は、今日ももちろん
1997年7月16日水曜日であります。

2008年などという10年も先の未来の世界に、A1200などと
いう旧世代の機種が生存しているわけがありません。
2001年にはAMIGA ONEという新しいAMIGAが颯爽と登場し、
21世紀のコンピュータ市場は大きく様変わりしているはず
なのです。


来なかった近未来の話は置いておいて、今後の改造計画
について。

内蔵LS-120からのブート問題は、そのうちIDEバッファ
インターフェイスを増設するということでひとまず置いて
おいて、(現状でもLS-120のジャンパをマスタードライブ
に設定すればできそうな気もしする。今はスレーブに
している。)次はPCMCIAスロットの活用を色々考えてみようか。
@LANカードでネットワーク化
ACFカードアダプタの認識と読み書き

どちらもオークションでの相場は今や数百円といった
ところか。CFカードのドライバはAMINETにあがっているし、
コストの上でのリスクはほとんどない。

でもCFカードってば、この先淘汰されていくメディアの部類
になっていってしまうのかな。。。夢のフロッピーLS-120
ディスクが今やどこにも売ってないように。


おっと、まだ今日は1997年だった!
新世紀のデジタルカメラや携帯電話の記録媒体は、コンパクト
フラッシュというすごく小さくて大容量のカードが主流に
なるらしいぞ!


ということで

つづく

posted by zi-phonium at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | AMIGA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

とっかえ完了

結論から言うと、A1200の筐体にFDDと交換でLS-120
(スーパーディスク)ドライブを内蔵し、認識させる
ことは難なくできた。
ケーブルはコレ↓を使用。
http://www.sofmap.com/product_detail/exec/_/sku=10492352/-/gid=PS06010000

ドライブは外付けUSB接続のPanasonic LK-RM934Uから
中身を取り出したもの。(中身はIDE内蔵ドライブ)

認識させるためのソフトはIDEfix97(DEMO版)を入れた。
WorkbenchではディスクがDF4として認識された。

前の投稿に書いたように、LS-120ドライブをFDDとぴったり
同じ位置にねじ止めすると微妙な差で蓋が閉まらない。
よって、若干奥に固定。イジェクトボタンが本体の内部に
引っ込んでしまうことになるが、ボタン穴から押せる位置
にはある。LS-120ドライブのイジェクトは指先がボタンに
触れさえすれば反応するので、まあ問題ない。

というわけで、特別にIDEバッファを取りつけなくても
本体のIDEポートから認識させることはできた。
しかし、LS-120からのブートはできない。それにはIDE
バッファが必要なのであろう。
とりあえず2HDのDOSディスクをWorkbenchで認識させること
は問題ない(そりゃ当たり前)。これをAMIGA形式でフォーマット
することも出来てしまった。ただし1440Kのディスクになって
しまうので、他のAMIGAで読ませることはできない(のか?)。
(※Amigaの2HD FDフォーマットは1760K)
あ、でもPC上のエミュレータとなら受け渡しできるのかな。

そのあたりはこれから探ってみよう。
今日はここまで。

つづく


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2008年01月19日

アミフォのキオク

10〜12年ほど前のAMIGA FORMAT誌(英)を引っ張り出してきて
読み返してみた。内容も時系列も随分と出鱈目に記憶して
いたことを思い知る。

改めて、あの当時のどんどん混沌としていくAMIGA周辺事情
を再確認。コモドール倒産後色々な会社に身売りされ、得体
の知れない新AMIGAの怪情報だけは次々と出てくるものの、
何一つ現実のものとならず、メーカーには何も期待できなく
なっていたあの頃。AMIGAユーザーは、大きな分岐の前に
立っていた。

AMIGAを捨て去るか、それともタワーシステムなどの
サイボーグ化によって自力で生き残るか・・・


「ニュースがないことが最良のニュースだよ」なんてコピー
が目に留まるが、さもありなん。本誌の厚みが号を追うごと
にどんどん薄くなってくのが泣けるじゃないか。

丁度そんな時期にAMIGA DIY関連の気合の入った広告を出して
いたのがEYETECHだ。
私が記憶していたのは、ここの広告に載っていたZIPドライブ
を内蔵させたA1200の写真。内蔵LS-120の広告もここがいち
早く出しているが、取り付けた写真は見当たらなかった。
で、そのZIP内蔵写真。確かに内蔵してはいるが、A1200本体
のFDドライブのベゼル部分を切除して取り付けてある。う〜
そうか。。。(その加工はしたくないなぁ)

それと、やはりLS-120でAMIGAフォーマットのFDを読むことは
出来ないようである。レビューでは「アンタがもう永遠に
AMIGAのFDを読み書きしないんだったら取り換えちゃえ!」
とかなんとか書いてある。え〜、それはイヤなんですけど。

しかし現状のままでもどうせFDは読めないので、FDドライブ
を内蔵していてもしょうがない。FDの中身は他のAMIGAから
ZIPで持ってこれる。ん?だとすればLS-120ではなくZIPを
内蔵する方がいいのか。

広告によればZIPやLS-120からのブートはできるっぽい。
ブート可能なら、メディアにWorkbenchを丸ごとコピーして
おけば緊急時の起動問題は難なく解決だ。AMIGAのシステム
ファイルを収めるには100MBは贅沢すぎるほどの余裕の容量
である。

ただ、IDE機器の増設にはIDEバッファインターフェイスの
取り付けが必須であるようなことも書いてあるぞ。やはり
そうなのか。普通ならIDEコネクタって2台まで機器を繋げ
られるんじゃないのか?もどかしいが、ケーブルが届くまで
確認できない。

そんなわけで、結局海外のショップからパーツを購入する
ことになってしまうのか。送料がもったいないので、この
機会にまとめて買っておこうとか考えてしまうと、結局結構
な額の買い物になってしまうんだ。。。ひ〜

つづく

posted by zi-phonium at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | AMIGA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

ゾンビの辻褄

A1200甦生計画は、もちろんA1200が壊れた直後にも随分と
考えてはいた。今から8、9年ほど前になるだろうか。

最初はマザーボードの交換という最も確実な手口で難なく
一切が完了していたはずであった。
しかし取り寄せた交換用のマザーボードが不良品だったの
か、取り付けの方法がまずかったのか、電源を入れても
起動せず。しばらくすると、何やら異臭が。あわてて電源
を切って確認してみると・・・

なんですかこの焦げた回路は!

そんなわけで第一号作戦失敗の巻。
既にネット環境はA2000に移しており、そちらがメインマシン
となっていたので、A1200の方は
あわてずボチボチいこか。。。
ということで落ち着いてしまった。

その後、ライブのために身軽なA1200が必要となったのだが、
当時丁度最後の再生産によって市場に出回っていた頃だった
ので、在庫は潤沢で値段も安い。今を逃がす手はない・・・
ということで結局修復に手間をかけるより新品を購入する
ことを選んでしまった。

かくして初代は完全引退となるわけだが、復帰のプロジェクト
はまだ失われたわけではなかった。当時A1200をタワーケース
に格納するトンデモ拡張が流行していたので、そっちへ移行
する方向で考えてみることに。

故障のポイントは以下の3点である。

@FDポート(セカンドドライブポートも)が使えない。
Aシリアルポートが使えない。
Bパラレルポートが使えない。


それ以外は問題ない。(はず。)

シリアルとパラレルについては、Hypercom 3+ という製品
で解決できる。これはA1200のクロックポートに接続して、
本体のそれより高速なシリアル、パラレルポートを増設する
カードである。クロックポートに問題がなければ、これで
AとBはクリアなはずだ。

@については、CatweaselというFDドライブコントローラを
クロックポートに接続することで、FDを読み書きすることは
できるようにはなるものの、この方法ではFDからブートする
ことができないらしい。それでは意味がない。
緊急時に起動ディスクで立ち上げることが出来ることが
最重要条件である。
他の手はないか?

可能性があるのは、LS-120(SuperDisk)ドライブである。
これが使えたら、IDE接続でFDを読み書きできるようになり、
FDポートを使う必要がなくなる。問題はAMIGAディスクを
そのまま読めるのか、そして起動ドライブとして認識できる
のか、である。
当時の洋AMIGA雑誌では、A1200の本体のFDドライブをLS-120
やZIPドライブと交換して内蔵させている怪しい広告が掲載
されていたわけだし、おそらくブートはできるのであろう。
この手でいくか?タワー化するならドライブのスペースも
問題ない・・・


だが結局これらは実現しなかった。タワー化にはやはりそれ
なりのお金がかかる。Hypercom 3+だけは購入したが、あえて
このマシンでシリアル、パラレルを使う必要性がなく、
タワー化しなければポートの増設スペースもないために、
A1200ではなくA4000に装着することにしてしまった。


ということで、以後そのままの状態で今日に至るわけだ。
さてどうするか。


「フロッピーディスク」が死滅しようとしている現在、
もはや誰も必要としなくなったLS-120(SuperDisk)ドライブ
が、オークションにておもちゃのような値段で多数出品され
ている。
これで試してみるか?

だがちょっとまて。安く出品されているのは、ほとんどが
外付けドライブ。しかもUSB接続だ。
FDドライブを持たないiMacがブレイクしたときに、これも
出回ったのであろう。スケルトンのカラーリングがそれを
物語っている。

しかし案ずることはなかった。調べてみると、ケースから
中身を取り出してみれば、結局本体はIDE接続の内蔵ドライブ
だそうな(笑)


で、実は現在もう入手済みなのであった。
本当に中身はIDE接続ドライブだ。ただケーブルがまだない
ので接続の確認はできない。ちなみにA1200のIDEポートは
2.5インチHDD用の44ピンである。ここにHDDとSuperDiskを
繋ぐには、2.5インチHDD<-->3.5インチHDD変換用ケーブル
(2.5インチ2台用)が使えるはずだ。現在入荷待ち。

ところでこれ、かつての雑誌広告のようにA1200本体に内蔵
できるのか?
サイズが合うかだけ試してみた。


結論から言うと・・・


惜しい!


マガイモノで辻褄を合わせるには、一筋縄ではいかない
ようだ。
高さは問題ないが、ネジ穴の微妙な差でフタが閉まらん!
あとイジェクトボタンの位置がズレる!むむむ・・・
ネジ止めせずに、ほんの少し奥に引っ込めて固定できれば
いけそうだが・・・

じゃあアレはどうやっていたんだ?
雑誌にやりかたも書いていたっけ。
ようし、確認だ。

つづく

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2008年01月15日

エゲツナイ魔法

AMIGAの父、偉大なる設計者ジェイ・マイナー氏の名誉
のために、先の投稿を補足しておかねばなるまい。

なぜそうなるのか良く分からない、というのはもちろん私の
知識不足ゆえのことである。AMIGAの設計がいいかげんである
とか、操作が難解であるとかいうことではない。むしろ全く
その逆である。

「なぜこんなことが出来てしまうの?」と目が点になって
しまうことは、AMIGAユーザーにとって日常茶飯事であった。
CGアニメーション、MODミュージック、あるいはメガデモと、
たかがフロッピーディスク1枚で起動できてしまうマシン
で、なぜここまで出来てしまうのか。卓越した設計である
からこそのある意味での「不可解さ」こそがAMIGAの魅力
であった。
それに加え、コモドール社のマーケティング戦略がまるで
ダメで、実質ソフトもハードもサードパーティがやりたい
放題(もちろんアリガタイという意味で)であったため、
眩暈がするようなキワモノ製品が続々と登場してくるという
周辺事情が、一層AMIGAの怪しさを際立たせていた。

「そんなバカな。」

定期購読していた欧米のAMIGA雑誌で怪しい広告や製品レビュー
を発見しては、読み間違いではないかと辞書を片手に何度も
読み直したあの感覚。実際には世に出なかったものもあるが、
半信半疑のものが本当に売り出されてしまったときの不気味
さは尋常ではない。
見世物小屋に「さすがにそれはないだろう(笑)」と冷やかし
で入ってみたら、「本物」を見せられてしまった・・・
そんな感覚である。

AMIGAをMACにしてしまういかがわしいボードやら、
16色のパレットでフルカラー出力ができてしまう謎の箱やら、
種類の違うCPUを2種類搭載して共存させてしまう無理矢理
なアクセラレータカードやら・・・

こうなったらもうAMIGAにPCIスロットを増設できてしまったり
して・・・

それも実現してしまったわけで。そこまでやるか?そうか、
やってしまったのか!!


かくして、1989年製の、当初はHDDもCD-ROMも搭載していな
かったパーソナルコンピュータを使って、2008年の今、
ネットサーフィンも、3DCGアニメーション製作も、ハード
ディスクレコーディングも一応普通にできてしまうという、
この現実。

怪しすぎるにも程がある。


つづく

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2008年01月14日

だってAMIGAだから

コンピュータに携わる姿勢として、それは明らかに
間違っている。そもそも、ここサイエンス通り
には、ゼロとイチしか存在しえないのだから。

しかし、そのマシンと永く付き合うためには、一体
どういう理屈でそうなったのか良く分からないこと
に、いちいち蒙昧していては埒が明かない。
ありえぬはずのサイエンスの幽霊を受け入れ、
奇跡の日々を愉しむ余裕が必要なのだ。

●今日の奇跡●
A1200にとりつけたSquirrel SCSI(りすカジー)の生死を
確認するため、手近に有るSCSI機器をいろいろつなげて
みた。モノは試しと、数年前に読めなくなって放置して
いた外付けHDドライブをつなげてみると・・・
あれ、認識してるやん。。。
もう一台、同じく読めなくなっていた外付けHDを接続。
あれ・・・認識してるやん!

かくして数年前に永遠に失われてしまっていたはずの
データとの思わぬ再会。本当にタイムカプセルだったとは。

てゆーか、ゾンビ?

ま、AMIGAだし。


つづく






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2008年01月10日

モニタを繋いで一人前

A1200甦生計画の第一歩。まずはここから。


「多数決の結果、それはもうこの世に存在しなくても
よいと決定しましたので、そーゆーことで。」


AMIGAのディスプレイモニタ問題のハナシである。

@AMIGAのRGB出力は、水平周波数15kHzというモードが標準
となっている。これはアナログビデオ出力信号と同じである。
だからAMIGAは映像をそのまんまテレビやビデオデッキに出力
することができた。
かつて、日本のコンピュータ市場の主流であったNEC PC98や
シャープ X-68000、富士通 FM-TOWNSなどもこの出力モード
を持っていたので、国内で販売されているディスプレイモニタ
は当然水平15kHzを映すことができた。
しかし、これらのコンピュータはやがて姿を消し、市場では
より高解像度の映像出力が主流となっていく。すなわち、
15kHzなどという低解像度をサポートするモニタは必要なく
なってしまった。
AMIGAが日本でも注目され始めた92〜93年頃は、既にそれを
映せるモニタは、国内では「存在しなくていいもの」として
淘汰されてしまった後だったのである。

AAMIGAの映像出力端子のコネクタは、D-sub 23pin(メス)
という形状である。こんな端子はわが国のPC市場には存在
しない。
何とか国産15kHzモニタを入手することができたとしても、
それを繋げられるケーブルは売っていない。自作するとして
も、コネクタ端子が手に入らない。・・・どうするオイ。


前世紀末の頃、AMIGAのディスプレイモニタ問題は、一応
一つの結論に到達した。サードパーティ数社から、15kHz
出力を一般的なVGAモニタで映せる31kHzに変換することが
できるスキャンダブラーが続々と製品化され、これによって
モニタもケーブルも、どこでも普通に買えるものを使える
ようになったのである。

ところが今現在、そのAMIGA用スキャンダブラーが市場から
消えている。欧米のAMIGAショップのWEBサイトを探し回っても
見当たらない。自然淘汰恐るべし。・・・どうするオイ。


あれから国内で15kHzをサポートするモニタは本当にもう製造
されなくなったのだろうか。

いや、実はわずかながらその存在は確認されている。例えば
98〜99年頃に製造されたSONYの液晶モニタ CPD-L133および
L-150である。あるいは三菱のTV機能付液晶 MDT151Xおよび
152Xである。また、イマドキの大画面薄型液晶ハイビジョン
TVの中には、スペックには書かれていなくても映せるものが
あるようである。


前置きが長くなったが、で、結局どう落ち着いたのかというと・・・

オークションにて15kHzモニタを格安でゲットしてしまった。

CRTの方が画質がいいのは承知の上だが、既にウチにはCRT
のNEC PC-TVが2台あるので、コンパクトなA1200にはあえて
13.3インチ液晶のCPD-L133を選択することにした。
コネクタの変換には、手持ちの23pin-15pinコネクタを使用
することに。これ、A4000に付いていたんだっけ・・・?

早速届いたので繋いでみた。お、画質はともかく、ちゃんと
15kHzが映る。High Resモードでは横ラインが目立ち、妙な
残像が出たり、画像が変に流れたりと安定しにくかったが、
High Res Lacedにするとスッキリ安定。こりゃいい感じ。
最終的にPAL:HighRes Lacedが一番見やすいということで
決着した。
もちろんマルチスキャンなのでDBLNTSC/DBLPALは問題なし。
場所もとらず、なかなか快適ではないか。

ひとまず、第一関門クリアである。

つづく

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2008年01月08日

タイムカプセル開けますか

そんなわけで時間を失ったA1200はなおも快調なのである。

起動すると、なぜか日付は1997年7月16日である。
しかし、どういう理屈でこの日なのかは分からない。

本体を買ったのも、アクセラカードを装着したのも、この
日より更に数年前のことだ。この日に時計が止まったと
いうことも考えられない。タイムスタンプがこの日より
新しいファイルがたくさん存在するのである。

ちなみにDirectory Opusというファイル管理ソフトでこれらの
新しい日付のファイルを見ると、タイムスタンプが、「Future」
と表示される。お、カッコいいじゃないか。

未来の記憶を持つタイムカプセル

などと言ってみる。


そもそもこのマシンがお蔵入りになっていたのは何故か。
だって、壊れたから。

電源投入中のコネクタ抜き挿しはAMIGAではご法度だが、
やってしまった。何かのはずみでセカンドFDドライブの
ケーブルが抜けてしまった。プツッと音がして、以降FDと
シリアル、パラレルポートが使えなくなってしまった。
症状からして、原因はおそらく8520CIAというチップの破損
である。

当時はインターネットの接続に電話回線を使用していた頃。
シリアルポートにモデムを繋いで接続していたので、ネット
が使えなくなった。FDドライブが使えないというのも厳しい。
データの出し入れは外付けSCSIからCDとZIPドライブで可能
であるが、起動FDでシステムを立ち上げられないとすると、
万が一起動HDDがクラッシュしてしまったらオワリだ。
使用していた外付けSCSIインターフェース「Squirrel SCSI(※)」
では外部ドライブから起動できない。

(※)通称:りすカジー・・・余談だが、これはA1200にSCSIを
増設できるという誰もが待ち望んだ画期的な製品であったが、
本体にとってもチャーミングなリスのイラストがでかでか
と貼り付けられた、とてもPC関連パーツとは思えない意匠の
実にAMIGAらしいアイテムである。自慢げにどんぐりを抱え
ているし。なんだよその流し目は。

それなら破損チップを取り替えればいい。AMIGA道では自力
でチップ交換なんて当たり前じゃないのか。
ところがどういうわけかAGA世代AMIGAのチップ類は基盤直付け
なのである。それまでのマシンのように、ソケットから抜いて
ハイ、交換、というわけにはいかないのだ。チップの足の
半田を一本ずつ溶かして慎重に取り外し・・・という状況
はやはり敷居が高かった。


そんなことで、この初代A1200は引退を余儀なくされたので
ある。


しかし、動作確認ができた折角の機会である。ひとつ、
コヤツの復旧計画に乗り出してみるか。チップ交換以外
の方法で、問題なく使える状態にアレンジするには、
どんな手口があるだろうか。

今さら?

なあに、今日はまだ1997年7月16日である。




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2008年01月04日

溶ける時間

Csezoeml

「それは黒く、ねばねばしていました。」



正月早々、しかるべき理由によって数年間しまい込んでいた
AMIGA A1200(1号機)を引っ張り出してきたのである。

電源を投入しなくなって5,6年経つだろうか。既に立ち
上がらなくなっているかもな〜と思いつつ、スウィッチオン。
おお、電源は入った。しかし油断は禁物。フロッピーくれくれ
画面だったらどうしよう・・・大丈夫だ、HDDランプも点灯。
無事起動に成功。早速VideoTrackerで作ったミュージック
クリップを再生してみる。OK、映像も音声も正常だ。

一安心して一旦電源を落とし、ホコリをかぶっている本体
の清掃にとりかかる。いや、それほど汚れてはいない。15
年前に購入したマシンにしてはキレイなもんだ。

裏返してみる。・・・ん?

拡張カード挿入口のカバーの淵に、なにやら黒いものが。

こんなところにホコリが溜まっていたか、と思いながら
ウェットティッシュで拭き取ろうとするが、黒いなにか
は奥の方からどんどん出てくる。墨のように黒く、少々
ねばっこい。・・・どうもヤバイ雰囲気。

底のカバーを開けてみた。

うおっ、

カバーの裏に黒い液状のものがべトっと垂れている・・・!


この拡張スロットにはGVP A1230 Turbo+という、アクセラ
レータカードが刺さっている。これは、素では68020という
A1200のCPUを68030にグレードアップし、更にメモリと内蔵
時計およびバックアップ電池を追加するカードである。

そのカードに目をやる。

な、なんやこれ!

カードの丁度中央に、円形のねばねばした黒い塊が!


確かここには内蔵時計を動かすためのバックアップ電池
がついていたのである。つーことは、このドロドロした
黒いゲル状の物質は・・・

電池はカードの裏面に底向きについていたので、万有引力
のおかげで溶け出した物質は底のカバー裏に垂れ、基盤に
は全く影響はなかったようである。うん、ちゃんと起動
したもんな。

その後も本体は快調に動作し、今のところこの事態に由来
する不具合は見られない。
だだ、もう時間は刻まないけれど。


時計は止まっても、時間が止まるわけではない。
時計が止まってからも、今まで時は流れ続けてきた。

しかし、

まさか溶けて流れるとはな(^^)


そんなことで謹賀新年。近未来はいつからですか?

posted by zi-phonium at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | AMIGA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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